戦略的な動線設計とホスピタリティを重ね、
信頼を深めるブランド空間へ
シオノギファーマ株式会社 CPHI Japan 2025ブース
シオノギファーマ様のブース設計において私たちが目指したのは、単なる情報発信の場ではなく、ブランドの姿勢や価値観そのものを空間として体感できる場をつくることでした。来場者を惹きつけ、自然に導き、対話へとつなげる。その一連の体験を、動線と空間演出の両面から丁寧に構築しています。
通路に面した壁面では、ダイナミックな映像と解説パネルをリズミカルに配置し、歩みを進める来場者の視線と興味を自然に引き込む構成としました。情報を一方的に提示するのではなく、展示との出会いそのものがブランドへの関心の入り口となるよう、通路動線に呼応した設計を行っています。
その先に現れるのは、空港のラウンジを思わせる象徴的なゲート。開かれた展示空間から、一歩内側の落ち着いた商談エリアへと緩やかに切り替わることで、場の空気に明確な変化を与え、来場者の意識を対話へと整えていきます。空間の転調そのものを体験価値として設計することで、商談への期待感と特別感を高めました。
4つの商談席は、視線を適度に遮りながら、一部にルーバーを取り入れることで閉鎖性を和らげ、安心感と開放感のバランスを丁寧に調整しています。守られた環境の中で落ち着いて言葉を交わせること、そしてその場に上質なホスピタリティが感じられること。そうした空気の質まで含めて設計することで、クライアントとの信頼関係をより深く育む空間を実現しました。
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2025年4月
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企画
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デザイン
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設計
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クライアント
シオノギファーマ株式会社
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プロダクション
株式会社 大伸社ディライト
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クリエイティブディレクション
上柳 将樹
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デザイン
綾部 光江(SOZOT design)
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設計
綾部 光江(SOZOT design)
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制作
花登 一史
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施工
デコラティブシステム株式会社
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撮影
土田 紘