空間の規律が、情報の密度を整理し、集中と対話を生む展示設計
大成建設株式会社 インターフェックス ジャパン2025 ブース
医薬・化粧品分野の研究開発が集積するインターフェックス ジャパン。その高密度な情報環境の中で本計画が目指したのは、多様な情報をただ並べるのではなく、来場者が集中し、発見し、対話へと自然に向かうための“空間の規律”をつくることでした。展示会特有の喧騒の中に、明快な構成と静かな秩序を立ち上げることで、大成建設の技術や提案力がより深く届く場を設計しています。
床面を走る鮮やかなブルーのラインと、上部に連続するルーフは、このブースを特徴づける空間要素です。セミナーステージと展示エリアという異なる目的を持つ二つの場を、壁で閉じることなく、視覚的な境界によってゆるやかに分節。開放感を保ちながらも、空間ごとの役割が明快に伝わる構成とすることで、来場者の行動や意識が自然に切り替わる環境を生み出しました。
奥に配置したステージエリアでは、大型モニターを囲むようにスツールを配置し、周囲の賑わいから少し距離を取った、静かで没入感のある聴講空間を形成しています。一方、展示エリアでは内照式パネルをリズミカルに配置することで、視線と歩行を奥へとやわらかく導き、その先の商談室へと自然につながる流れを設計しました。展示、理解、対話へと至る体験の順序を、空間の構成そのもので描いています。
また、本計画では前会期であるFOOMAの什器を再構成し、裏面には機能的なカタログ棚を組み込むなど、美しさと実用性を高い次元で両立させました。見せるための造形と、使うための機能を分けるのではなく、ひとつの空間構成の中で統合することで、来場者との対話の質を支える展示環境を実現しています。情報の密度が高いからこそ、その受け取り方まで丁寧に設計する。そんな思想から生まれたブースです。
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2025年7月
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出展プランニング
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企画
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デザイン
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設計
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クライアント
大成建設株式会社
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クリエイティブディレクション
塙 崇之
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デザイン
塙 崇之 / 岡森 真実
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グラフィックデザイン
株式会社ibma
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設計
岡森 真実 / 大西 由果(kobaco design.)
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施工
株式会社ibma
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撮影
土田 紘