「光で魅せる、ソリューションの全貌。」
―チャレンジジャパンを体現する立体型プロモーションブース―
アイリスオーヤマ株式会社 JAPAN BUILD TOKYO 2024 ブース
本計画では、アイリスオーヤマが掲げる「チャレンジジャパンソリューション」の思想と、市場における優位性を、単なる情報発信にとどめず、空間全体を通して可視化・体感できるプロモーションブースとして具現化しました。設計において重視したのは、多彩な照明ソリューションの魅力を、製品単体の陳列ではなく、来場者の視線や動きと連動した空間体験として再構成することです。
展示は実機を中心に構成し、照明そのものが持つ機能性や表現力を、来場者が直感的に理解できるよう計画しました。豊富なラインナップをただ並べるのではなく、視認性、比較性、回遊性を意識しながら、製品ごとの特徴が自然に伝わる見せ方を組み立てています。照明という商材の特性上、光の質や見え方そのものが価値となるため、空間全体を一つのプレゼンテーション装置として捉え、展示と環境演出を一体化させました。
また、会場内での小間位置を最大限に活かし、来場者の視線を自然に引き込みながら、情報提示へと無理なく接続する導線設計を導入しています。遠景からでもメッセージが明確に伝わる構成とすることで、第一印象の強化とスムーズな製品理解を両立させ、商談への導入が自然に生まれる空間を目指しました。単に人を集めるだけでなく、理解を深め、次のアクションへとつなげるための流れを丁寧に設計しています。
会場内には、3つの独立した構造体を配置。各面に異なる製品やソリューションを展開することで、来場者が回遊の中で複数の魅力に触れ、視点を変えながら理解を深められる構成としました。構造体そのものを情報編集の単位として機能させることで、限られた空間の中でも展示内容にリズムと奥行きを生み出し、滞在そのものが発見の連続となるような体験をつくり出しています。
このブースは、製品を見せる場であると同時に、ブランドの技術力と展開力を空間的に伝えるための装置として計画したものです。空間自体が体験メディアとして機能することで、アイリスオーヤマのソリューションが持つ実力と広がりを、来場者の記憶に残るかたちで訴求する場を実現しました。
-
2024年12月
-
デザイン設計
-
クライアント
アイリスオーヤマ株式会社
-
クリエイティブディレクション
塙 崇之
-
デザイン
綾部 光江(SOZOT design)/ 塙 崇之
-
設計
岡森 真実
-
制作
花登 一史
-
施工
株式会社フジヤ
-
撮影
土田 紘