「実演で魅せる、次世代ソリューション空間」
―使用環境ごと伝える、省エネ・省力化の新基準―
アイリスオーヤマ株式会社 スーパーマーケット・トレードショー2025 ブース
本計画では、アイリスオーヤマが提案する省エネルギー・省力化設備の最新ソリューションを、単なる製品展示として見せるのではなく、実際の使用環境まで含めて体感できる空間として構成しました。目指したのは、機能や性能を言葉で説明するだけでは伝わりきらない価値を、来場者が空間の中で直感的に理解できる展示デザインです。
設計において重視したのは、「使われる状況そのものを再現すること」によって、導入後のイメージを具体的に想起させることでした。各ソリューションは、実使用環境を踏まえたゾーニングの中に配置し、製品単体ではなく、空間との関係性や運用シーンごと体験できる構成としています。これにより、視覚的な訴求にとどまらず、現場でどのように機能し、どのような利便性や省力化効果をもたらすのかを、よりリアルに伝える場を目指しました。
会場構成では、正面に設けたメインの実演ステージと、内側に配置した補完的なサブステージを連動させることで、来場者の視線と動線が自然に展示内部へ引き込まれる計画としました。まず正面で強く興味を喚起し、その後、内側でより具体的な情報や活用シーンへ接続する構成とすることで、情報伝達の密度を高めながら、ブース内での滞在時間と理解の深度を両立させています。空間全体を一つのプレゼンテーション装置として捉え、実演と回遊が一体となる体験設計を行いました。
また、天井構造を含めた立体的な空間演出を取り入れることで、実際の設置環境に近いスケール感や照明条件を再現しています。展示会場特有の抽象的な見せ方ではなく、より現実に近い環境をつくることで、来場者がその場に身を置くだけで使用シーンを具体的に思い描けるよう計画しました。製品の魅力を強調するだけでなく、導入後の運用価値までを見据えて伝える、説得力のあるプロモーション空間を目指したブースです。
-
2025年2月
-
デザイン
-
設計
-
クライアント
アイリスオーヤマ株式会社
-
クリエイティブディレクション
塙 崇之
-
デザイン
岡森 真実 / 丹羽 康輔
-
設計
岡森 真実 / 丹羽 康輔
-
制作
花登 一史
-
施工
株式会社フジヤ
-
撮影
土田 紘