暮らしと街をつなぐ、体感型コンシェルジュ空間
大成建設グループ「くらしと街のコンシェルジュ」
大成建設株式会社 くらしと街のコンシェルジュ2024
大成建設グループ8社が連携し、住まいから街づくりまでをワンストップで支える「くらしと街のコンシェルジュ」。本計画では、その事業の本質である“安心して相談できる接点”を、駅構内という公共性の高い場所に、空間としてどう立ち上げるかをテーマに設計を行いました。
2024年、2回目の開催となった池袋駅・東武百貨店内の催事スペースでは、単なる相談ブースではなく、来場者の気持ちをやわらかく受け止める“もうひとつのリビング”のような場を目指しました。駅直結の利便性を活かしながらも、通過する場所を滞在できる場所へと転換するために、ソファ型シーティングや、落ち着いてセミナーを聴講できるゾーニングを導入。人が自然に足を止め、構えずに相談へ向かえる空気を、空間の設えによって丁寧に形づくっています。
設計において重視したのは、相談サービスの信頼感を、威圧感ではなく親しみのある開放性として表現することでした。公共空間の中にありながら閉じすぎず、かといって無防備にもならない距離感を探り、やわらかく包み込むような意匠とレイアウトによって、心理的なハードルを下げる場を構成しています。施設内の既存環境と調和しながら、相談の場としての存在感を静かに立ち上げることを意図しました。
また、設営には防炎リボード素材を用いた分解・再組立て可能な意匠設計を採用し、催事後には速やかな収納と原状回復が可能な構成としています。常設サインへの配慮や施設意匠への影響を抑えつつ、空間全体の印象をやわらかく整えることで、機能性と演出性の両立を図りました。仮設でありながら仮設に見せない設計により、限られた条件の中でも質の高い体験価値を実現しています。
この空間が目指したのは、街の中に一時的に現れる展示ではなく、人と人との対話を生み出すための、もうひとつの安心の場です。「くらしと街のコンシェルジュ」が持つ、暮らしと街に寄り添う姿勢そのものを、空間体験として伝えることを目指しました。
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2024年10月
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企画
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デザイン
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グラフィックデザイン
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設計
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クライアント
大成建設株式会社
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クリエイティブディレクション
塙 崇之
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デザイン
塙 崇之 / 岡森 真実
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グラフィックデザイン
塙 崇之 / 佐藤 美和子 / 岡森 真実
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設計
岡森 真実
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制作
井澤 真也(デコラティブシステム)
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施工
株式会社セレスポ
デコラティブシステム株式会社 -
撮影
土田 紘