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実績紹介

五感に訴える店舗体験 焼鳥のヒナタ 名谷店の空間デザイン

焼鳥のヒナタ tete名谷店

焼鳥のヒナタ tete名谷店

神戸・名谷に新たにオープンした「焼鳥のヒナタ tete名谷店」では、炭火焼鳥の魅力を単なる飲食体験にとどめず、空間全体で感じ取れる価値へと拡張することを目指し、設計デザインを行いました。

この計画で重視したのは、焼き場の存在を店舗の中心的な魅力として可視化することです。厨房はオープンキッチン形式とし、調理の所作、立ちのぼる熱、炭の気配、音や香りが自然に客席へ届く構成としました。調理機能を裏方として隠すのではなく、空間体験を生み出す装置として位置づけることで、焼鳥専門店ならではのライブ感を空間の核に据えています。

内装計画では、炭火焼きの持つ力強さを受け止めながらも、日常的に立ち寄りやすい親しみやすさを両立させるため、柔らかな木目を基調とした素材構成を採用しました。過度に演出された和の意匠ではなく、温もりと清潔感が自然に共存するバランスを意識し、地域に馴染む表情へと整えています。照明についても、料理のおいしさや素材感を引き立てるだけでなく、空間全体をやさしく包み込む明るさと陰影を計画し、安心感のある滞在環境を形成しました。

また、名谷という地域性を踏まえ、アクティブシニア層やファミリー層など、多様な来店者が無理なく受け入れられる空間の在り方を意識しています。焼鳥店に求められる活気や賑わいを保ちながらも、過度に閉鎖的・男性的な印象に寄らないよう、開放性とやわらかさを併せ持つデザインとすることで、幅広い世代が自然体で利用できる店舗空間を目指しました。

「焼鳥のヒナタ tete名谷店」は、炭火焼鳥の臨場感を五感にひらきながら、地域の日常にあたたかく溶け込むことを目指した計画です。食の魅力を視覚化するだけでなく、音、香り、熱気、人の気配までを空間設計に取り込むことで、この場所ならではの体験価値を形にしました。

Date
  • 2025年3月

Role
  • デザイン

  • 設計

Credit
  • クライアント

    株式会社 Hinata

  • クリエイティブディレクション

    上柳 将樹

  • デザイン

    上柳 将樹 / 小林 嘉寿也

  • グラフィックデザイン

    エヴァプランニング 有限会社

  • 設計

    上柳 将樹 / 小林 嘉寿也

  • 施工

    株式会社 森島工務店

  • 撮影

    土田 紘

Member

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